# DICOMファイル

CRやCT、MRIなどのモダリティを用いて撮影を行った結果、DICOMファイルが生成されます。
DICOMファイルには撮影された画像データの他にもDICOMタグと呼ばれる、患者や検査に関する様々な情報やファイルに関する情報が記録されています。
以下にDICOMタグの例を挙げます。

  • PatientID
  • PatientName
  • StudyDescription
  • BodypartExamined
  • InstitutionName
  • TransferSyntaxUID
  • ImplementationClassUID

DICOMタグの数は膨大で用いられる目的も様々です。
患者や検査に関する情報だけでなく撮影機器や施設の名前、ファイルを送信するときの通信方式や、画像の圧縮方法など多様な情報が含まれています。
またモダリティメーカーが独自に定義したプライベートタグと呼ばれるDICOMタグも存在します。

画像データではなく、波形データやオーディオデータを含むDICOMファイルを生成するモダリティもあります。
DICOMファイルの拡張子は通常".dcm"もしくは".DCM"ですが、拡張子がついてない場合もあります。